女性ナース

強い心で現代社会を生き抜こう|うつ病はいくつかの種類に分けられる

発症のタイプと病院活用法

病院

最新治療も可能に

うつ病患者が増えているという事実の背景には、いくつかの要因が考えられます。うつ病に対する社会の認知度が向上しているという点はその1つです。従来であればうつ病だと疑わず、病院を受診することのなかったような人でも精神科や心療内科を訪れるようになっているのです。一方では新型うつ病と呼ばれる種類のうつ病も若年層を中心に増加しています。従来は責任感の強いメランコリー親和型の人に多く発症していたのですが、新型うつを発症する人にはむしろ責任を回避するような傾向も見られます。若い世代の人ほど少子化の世相を背景として、幼少時代から家庭で大事に育てられてきたケースが多いものです。そのためストレスに対する耐性が比較的弱く、ストレスの多い実社会に出てからうつ病を発症しやすくなるのです。どちらの種類のうつ病でも症状には多くの共通点が認められます。いずれも自力で治すことは困難ですから、精神科か心療内科を受診して治療を受ける必要があります。近年はうつ病患者の受診率が高まっており、効果の高い最新治療の恩恵を受ける人も増えています。主要な治療方法は投薬療法ですが、近年では効果の高い抗うつ薬が次々と登場してきました。副作用のない磁気刺激治療法という最新技術を導入する病院も増えています。

病院を活用する

そうした新しい薬や最新治療技術が注目を集めている一方では、地道で堅実な心理療法もうつ病治療を支える重要な柱です。認知療法または認知行動療法と呼ばれる方法は、その中でも主流となっている治療法です。うつ病を発症している心では、物事の思考パターンが否定的・悲観的に偏っているものです。そうしたネガティブな思考を前向きに変え、現実を受け入れる方向へと導いていくのが認知療法・認知行動療法の目的なのです。その他にも支持療法や対人関係療法などが実施され、患者は少しずつ心の健康を取り戻していきます。その過程にメランコリー親和型や新型といった種類の区別はありません。うつ病のタイプによって発症プロセスが異なっている例も多いので、どの種類の心理療法を組み合わせて治療していくかという方針は医師が判断します。うつ病の症状を改善させるためにも、病院を徹底的に活用するぐらいのつもりで取り組むことが大切です。精神科や心療内科にはうつ病の種類に応じた多くのカルテが蓄積されており、医師は治療のノウハウに深く通じています。責任感の強さを自覚する人であれば仕事の場へ復帰することを目標に、感受性の強さを自覚する人はもう一度人生を楽しむことを目標にするのもいいでしょう。どのような患者に対しても病院は区別なく、治療のために総力を尽くしてくれます。